スリックタイヤのすすめ
MTBはスリックタイヤという、普通のママチャリや軽快車のようなタイヤを、はかせることで街乗り用にすることができます。
MTBのタイヤには、
(例) 26×1.5
というような表記がなされています。単位はインチ(1inch=2.54cm)です。
この“26”というのが、タイヤの直径で、“1.5”というのがタイヤの太さです。
スリックタイヤの規格?としては、スタンダードな物で“26×1.0、1.25、1.5、1.75、1.95”などの太さがあります。他には1.3や2.25以上の太さのサイズ、また、スリックタイヤとブロックタイヤの中間的な役割を果たすセミスリックタイヤもあり、実に様々なサイズ、種類があります。
MTBに標準装備されているブロックタイヤは26×1.95以上のサイズが多いです。普通のママチャリのサイズは、だいたい26×1 3/8や27×1 3/8といったサイズが多いです。太さは1.3弱といった感じでしょうか。
こうしたことから、MTBを街乗り仕様にする場合は、サイズ“26×1.5”を基準にしてサイズを考えてみると良いと思います。
MTBにスリックタイヤをはかせる利点ですが、アスファルトやコンクリート路面上でブレーキをかけた時、ブロックタイヤよりも路面をしっかりとらえ、ブレーキの利きが良いことがあげられます。
一見すると、ゴツゴツしていないスリックタイヤのほうが路面上で滑りやすそうですが、実際はブロックタイヤよりもタイヤの接地面が増えるので、スリックタイヤのほうが、路面をしっかりとらえることができるようです。
また、ブロックタイヤよりも路面抵抗が減るので、とても軽快に走ることができます。
MTBのタイヤをスリックタイヤに換装する場合、タイヤだけではなくチューブもタイヤの太さにあわせて変えなければいけない場合があります。参考までですが、チューブが一般的に800円から1000円ぐらい。スリックタイヤもピンキリですが、1本2000円〜4000円ぐらいのものが妥当だと思います。
取り付ける場合の注意ですが、一般的にはタイヤメーカーのロゴが車体の右側にくるようにとりつけます。また、タイヤに回転方向が矢印などで描いてある場合もあります。
スリックタイヤのすすめ(終)